RS JAPAN OPEN 2022を開催しました

2022年11月12日(土)、13日(日)の2日間、森戸海岸沖にてRS JAPAN OPEN 2022を開催しました。37艇のエントリーがあり、うちAeroが21艇(Aero5が13艇、Aero7が8艇)、RS Feva、RS Teraが各4艇、RS200、RS700が各2艇、RS500、RS900、RS Quba、RSZestが各1艇でした。レースは1日目に3レース、2日目に1レースの計4レースを実施しました。参加者は葉山、清水、福岡、長野からお越しくださいました。

レース公示(NoR)

帆走指示書(SI)

■レースの結果

RS Aeroクラス成績表

その他RSクラス成績表

今回はRS Aeroクラスと、その他のRS艇クラスで成績を分けました。RS Aeroクラスの優勝は清水港ヨット協会から参戦のAero7の中溝選手でした。優勝を目指してヨットの練習に打ち込み掴んだ念願の優勝タイトルです。2位は福岡・小戸から参戦のRS Aero5の吉岡選手でした。本艇種の経験は少ないですが、これまでのセーリング経験でAeroを乗りこなしての戦績です。3位はジュニア参加の結解選手でした。冷静な判断と着実なセーリング技術を身に着けての快走です。その他のRS艇クラスの優勝はジュニア選手のRS Feva山田・安彦ペアでした。追い込みの練習でぐんぐん能力を伸ばしてきました。2位は清水港ヨット協会から参戦のRS500の鷲山・角田ペアです。1位を2回取っての実力派の意地を見せました。3位はRS Teraの髙田選手です。巧みに風を読んで2位を2回とっての堂々の3位入賞です。

表彰式では、中溝選手が最近復帰したトランペットのファンファーレ鳴り響き、まさかの優勝者表彰では自ら演奏しながらの登場でした。その他、レディース賞など各副賞が用意され、和気藹々と讃えあうRSコミュニティらしさがみられました。

■レースの写真・動画

今年もドローン撮影していただきました(2日目のみ)。

写真 (現在収集中)

ドローン動画(DRONE_5757様撮影・編集)RS Japan Class Asociation_RS Japan Open 2022(Youtube)

■所感(RSクラス協会会長、レース委員長)

昨今のRS艇の拡大を踏まえて、今大会は、より広い地域からの参加募集と充実したレースの実施のため2日制としました。また、将来の世界選手権等の実施も見据えて、葉山新港を本部とする運営を実施しました。特に葉山でご活動の皆様にはご不便をおかけするところもありましたが、より開かれたイベント・大会、開かれた組織を実現するプロセスとしてご容赦いただければ幸いです。さらに、これまで全艇種をレーティングで調整して総合順位を算出していたところ、RS Aero艇の増加や競技志向の高まりもあるため、本大会から成績をAero艇とその他艇種で分けました。将来的にRS Aero選手権の開催も望まれますし、他艇種でも艇種別大会の要請に応えていけるよう体制をつくっていきます。スタートラインも最後に、日本のRSコミュニティがファンセーリングをベースとしながら、競技力向上やジュニアの育成、あるいはセーリング社会価値の訴求に貢献できる機会を、会員の皆様のニーズに応じて今後もつくっていければと思います。

■レース概要

1日目は、風が北から南に変わる予報でしたが、当日朝の予報で東に留まると見込まれました。

1レース目:8knの風でしたが70度から100度まで振れてレーススタート。右海面を選ぶ艇が多かったようです。トップ艇フィニッシュは、1周組は18分、2周組は25分程度。

2レース目:同様ですがやや風上がって10knくらいになりました。同様に右海面を選ぶ艇が多かったようです。トップ艇フィニッシュは、1周組は15分、2周組は22分程度。

3レース目:北の風が戻ってきましたが風速はやや落ちて70度、5kn程度でスタート。1上を回ったあたりで風が落ちて微風となり、忍耐のレースになりました。最後は風が戻りました。トップ艇フィニッシュは、1周組は20分、2周組は30分程度ですが40分かかった艇も。

2日目は寒冷前線の通過によりレース開催が危ぶまれる予報でしたが、午前中は吹きあがる前に、南西からやや西に戻った段階でレース実施

4レース目:240度、18kn程度でスタート、うねり・波が入ってきており、沈艇も多く、リタイア艇も見られました。加茂選手のRS700のブームが折れるアクシデントも発生。トップ艇フィニッシュは、1周組は10分、2周組は16分程度。

沈艇が続出したためAPAとしてシリーズ終了。その後葉山港は赤旗掲揚となり、海が荒れていきました。

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